Reborn-Art Festival

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アーティスト一覧

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アート作品展示エリア

石巻中心市街地エリア
Central Ishinomaki

石巻駅や石巻市役所があり、商店や飲食店が立ち並ぶ石巻の中心市街地。新たなアートスペースも続々と生まれ、再生が進んでいます。今回は石巻駅前をはじめ、地元の人々にとってなじみ深い旧銭湯、旧鮮魚店やスケート場なども会場となります。

復興祈念公園周辺エリア
Memorial Park

震災被害の大きかった南浜地区に整備された石巻南浜津波復興祈念公園、震災遺構の門脇小学校、日本製紙石巻工場などがある海側の一帯。復興祈念公園と、その周辺の地震に耐えた蔵や日本製紙旧宿舎などに作品を展示。石巻市街地と並ぶメインエリアの一つです。

渡波エリア
Watanoha

牡鹿半島の付け根、景勝地である万石浦の入り口に位置する渡波(わたのは)。ここには震災をきっかけに、家具工房やゲストハウスなど新たな場が生まれています。住宅街にある魚加工工場跡地に、今期のRAFのキービジュアルになった小谷元彦による天使の像も展示。

桃浦・荻浜エリア
Momonoura・Oginohama

宿泊研修施設「もものうらビレッジ」がある漁村・桃浦には常設作品が二つあります。食堂「はまさいさい」の傍らで雲のパビリオンが人々を迎える荻浜には、名和晃平の白い鹿の彫刻が。「リボーンアート・ダイニング」付近にある戦時中に掘られた洞窟も会場となります。

鮎川エリア
Ayukawa

石巻市街地から車で約1時間の牡鹿半島南端部。奥州三大霊場の一つである金華山を臨む海景も見ものです。金華山沖は黒潮と親潮がぶつかる世界三大漁場の一つで、鮎川はかつて捕鯨基地として栄えました。常設作品三つのほか、「島周の宿 さか井」に新作が登場します。

展示アーティスト

STATEMENT ステートメント
STATEMENT

新しい天使を迎える

和多利恵津⼦・和多利浩⼀ 
(ワタリウム美術館)
Reborn-Art Festival 2021−22 後期キュレーター

東⽇本⼤震災から11年が過ぎました。

たくさんの追悼と様々な復興が現地の⽅々を元気付けてきました。しかし、よそ者ながら私たちには少し残念な思いもありました。⽴派な防潮堤がどこまでも続き、安全性の担保がなされた⼀⽅、美しい海との交流がなくなってしまったことに寂しさを感じています。同じく、38ヘクタールの広⼤な「⽯巻南浜津波復興祈念公園」が復興と鎮魂のためとして、ひと気のない空⽩の場所になっていることについても、今後さらなる指針が必要ではないでしょうか?

⽯巻でリボーンアート・フェスティバルをスタートさせた2017年以来、私たちはアートを通じてこの街を⾒つめてきました。そこには、多くの観客にこの街でアート作品に触れ、感じてもらうことでこの街の喜びや悲しみを共有してほしいという願いがありました。

そして2022年のリボーンアート・フェスティバルは、次のステージを⽬指したいと考えています。現在、「戦争」というとても信じがたい状況が起こっており、コロナ禍は今も地球全体を包んでいます。世界中の多くの⼈々が悲しみの中にあり、このことは今を⽣きている私たち⼀⼈⼀⼈の⽣き⽅や考えと直接結びついています。アートの役⽬は、そのことを改めて実感させ、深く問いかけることなのです。

今回のキービジュアルにはサーフボードに乗った天使が登場します。彼⼥は⽔着姿で、こちらに向かって⼤きく⼿を広げバランスを取っています。よく⾒ると彼⼥の⽻根には希望の炎が灯り、頭は無限を⽰す図形で覆われています。神聖な天使というよりもむしろ恋⼈のような彼⼥が案内役です。彼⼥と⼀緒に果てしなく続く過去の廃墟を抜け、未だ⾒たことのない新世界へ⾜を踏み⼊れてみたいと思います。

CURATOR キュレーター
CURATOR
和多利恵津⼦ /
Etsuko Watari
ワタリウム美術館館⻑。1956年⽣まれ。早稲⽥⼤学⽂学部卒業。80年ミュージアムショップ・オンサンデーズ設⽴。90年よりワタリウム美術館のキュレーターを務め、現在に⾄る。著書に『ロトチェンコの実験室』(新潮社)、『世界のミュージアムグッズ』(平凡社)、『ルドルフ・シュタイナー、遺された⿊板絵』(筑摩書房)などがある。「パビリオン・トウキョウ2021」実⾏委員⻑。「⽔の波紋展2021」主催。


和多利浩⼀ /
Koichi Watari
ワタリウム美術館代表。1960年⽣まれ。早稲⽥⼤学社会科学部卒業。80年オンサンデーズ設⽴。83年美術メディア出版社イッシプレス設⽴。90年よりワタリウム美術館のキュレーターを務め、現在に⾄る。92年「ドクメンタ9」にて⽇本⼈で初めて働く。95年「第1回ヨハネスブルグ・ビエンナーレ」の⽇本代表コミッショナー。「パビリオン・トウキョウ2021」制作委員⻑。「⽔の波紋展2021」主催。


ワタリウム美術館
1990年9月、プライベート美術館として開館。初代館長を務めた和多利志津子(1932-2012)は、1972年から1988年まで同地でギャルリー・ワタリを運営し、アンディー・ウォーホル、キース・ヘリングやドナルド・ジャッド、ソル・ルウィットなど、世界の現代美術をいち早く日本に紹介。ワタリウム美術館の所蔵品は80年代のこれらの活動によって集められたものがベースになっています。また展覧会をより深く理解してもらうため様々なイベントを開催していることも大きな特徴で、開館以来、1,000回以上の講演会、ワークショップ、研究会が開催されました。