Reborn-Art Festival

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根本裕子

Yuko Nemoto

石巻市街地エリア

Photo: Toshihiro YASHIRO

1984年、福島県生まれ。陶芸家。東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科芸術文化専攻 陶芸領域 修了。大学在学中より和太守卑良氏に影響を受ける。手びねりによって制作される作品の多くは、動物の形を借りた架空の生き物で、時間の痕跡となるシミ、皺、たるみを粘土に刻み焼成している。その他、お守りと称した作品制作や、「SANZOKU」名義で彫刻的な(且つふざけた)食器を展開している。主な個展として、「豊かな感情」Cyg art gallery(2018・岩手)、「どこまでいっても物体」TOKIO OUT of PLACE(2017・東京)、「N.E blood 21 vol.63 根本裕子展」リアス・アーク美術館(2017・宮城)、「─陶 幻想のいきもの─ 根本裕子展」INAX gallery(2009・東京)。現在、福島県の自宅で陶作。

山形藝術界隈とは
「山形ビエンナーレ2016」期間中に開催されたアートの市「芸術界隈」(ディレクター・三瀬夏之介)から派生した芸術運動体として2016年より活動開始。絵画・音楽・パフォーマンス等それぞれの表現活動を行なうメンバーが集まり、既存の枠組みに捕われない新たな作品制作・発表のあり方を模索する実験的な活動を行なっている。2017年は、山形・ミサワクラス、山形・白鷹町文化交流センター、東京・新宿伊勢丹(ISETAN ニューアーティスト・ディスプレイ)、山形・鶴岡アートフォーラム(東北画は可能か?/三瀬夏之介個展 関連企画)での各種展示を行なった。2018年は、RAF2019キュレーター有馬かおるとの出会いをきっかけに生まれたプロジェクト「年間山形藝術界隈展」を立ち上げ、2019年2月まで年間を通しての企画展示を宮城・GALVANIZE gallery(石巻のキワマリ荘)で行なった。

作品番号 :
B3-7
タイトル :

野良犬

制作年 :
2019年
「古来日本では、狼は山の守護神として崇められてきましたが、時代の流れと共に場所を追われ、集団で移動しながら強者として他者の居場所を排除する一方、自身の居場所も排除されていきました。ニホンオオカミやその他野良犬が辿ったであろう集団移動や、居場所を排除する/される事は、しばしば人の集団の中にも垣間見る事があります。また、 生き物が持っているシミや傷、皮膚の皺やただれなどの変化は、生きてきた時間の蓄積ともいえます。その痕跡を陶土に刻み焼成します。陶製の野良犬達は、『場所』を守るように石巻にある『山形藝術界隈』のテリトリーを練り歩きます」(根本裕子)
展示場所 :
旧柏屋
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