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Tomoko Hisamatsu
Photo: Yuka YAMADA
1991年、三重県生まれ。山形県在住。2017年、東北芸術工科大学大学院修士課程日本画領域修了。2019年、同大学院博士課程中退。日本の近現代美術の制度や歴史観への疑問を出発点に、絵画を制作している。近年は、「小さな物語を描く」ことをテーマに、スマートフォンで撮影した画像を基にした、フォトペインティングに取り組んでいる。2018年、大原美術館のアーティストインレジデンスプログラム「ARKO2018」に招聘。合わせて個展を開催。2015年、《日本の美術を埋葬する》で、第7回絹谷幸二賞奨励賞、《レペゼン 日本の美術》で第18回 岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞受賞。また、自身の絵画制作に並行して、既存の美術の制度にとらわれない制作発表の在り方を、他者との協働の中で探求しており、芸術運動体「山形藝術界隈」や福島県喜多方市の美術愛好団体「新北方美術倶楽部」に参加している。
山形藝術界隈とは
「山形ビエンナーレ2016」期間中に開催されたアートの市「芸術界隈」(ディレクター・三瀬夏之介)から派生した芸術運動体として2016年より活動開始。絵画・音楽・パフォーマンス等それぞれの表現活動を行なうメンバーが集まり、既存の枠組みに捕われない新たな作品制作・発表のあり方を模索する実験的な活動を行なっている。2017年は、山形・ミサワクラス、山形・白鷹町文化交流センター、東京・新宿伊勢丹(ISETAN ニューアーティスト・ディスプレイ)、山形・鶴岡アートフォーラム(東北画は可能か?/三瀬夏之介個展 関連企画)での各種展示を行なった。2018年は、RAF2019キュレーター有馬かおるとの出会いをきっかけに生まれたプロジェクト「年間山形藝術界隈展」を立ち上げ、2019年2月まで年間を通しての企画展示を宮城・GALVANIZE gallery(石巻のキワマリ荘)で行なった。
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