Reborn-Art Festival

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古里裕美

Hiromi Furusato

石巻市街地エリア

1987年、茨城県生まれ。宮城県石巻市在住。2011年、日本大学文理学部心理学科臨床心理学コース卒業。都内のスタジオ勤務を経て、NPOの記録広報として石巻へ移住、独立。主な展覧会に、2012年「海と共に生きる」(DESIGN FESTA GALLERY HARAJYUKU /グループ展)、2013年「ヒカリトカゲ」(マキコム/個展)、2017年「眩いものたち/つづく展」(石ノ森萬画館/グループ展)、同年「つづく展2」(Reborn ART Festival 2017 collaboration Project /グループ展)。2018年「ノスタルジア」(Gallery setten. /個展)。2019年、「the depth of things -物事の奥底-」第47回 公益社団法人日本広告写真家協会公募展 APA アワード2019写真作品部門において入選。写真とは常に世界との対峙であり、写真を撮るということは未来へ「なにものか」を遺す作業だと思う。生と死、喪失、ものが存在した証を遺し可視化することなどをテーマに写真作品を撮り続ける。

石巻のキワマリ荘とは
地域とアートの関係性に着目しながら継続、成長、発展する場所であり、東北石巻からアートを発信しています。現在、鹿野颯斗、シマワキユウ、SoftRib、ちばふみ枝、富松篤、古里裕美、ミシオの7人で活動しています。メンバー全員が石巻に暮らし、それぞれの表現、視点で制作発表をしています。RAF2019では「暮らし」をテーマに、シマワキユウ、ちばふみ枝、富松篤、古里裕美、ミシオが、震災から 変わりゆく石巻での暮らしの中から石巻の現在の一端に見出したモチーフとしての「家族」「環境」「この土地や人」「営み」へ向けた視線を元に表現し、震災の記憶を抱えた土地で共に現在を生きることの共同性や多様性を示します。

作品番号 :
B4-4
タイトル :

MOURNING WORK 01

制作年 :
2019年
「私たちは人生の中で幾度となく大切なものの喪失を体験します。例えば肉親の死、愛する人との離別、住み慣れた家からの引越し、老化や病気による肉体の喪失。とりわけ2011年に起こった東日本大震災、福島原発の事故以降、人、もの、価値観などの喪失が起こったと考えます。私が石巻市で暮らし始めた2012年にはすでに建てられていた「応急仮設住宅」。ここ石巻市は被災3県の市町村では最大の建設数になります。その応急仮設住宅の取り壊しは、復興へと続く街の変化であるとともに、私の中での何かしらの『対象喪失(object loss)』でもあります。撮影し写真として遺すことが、私にとっての『MOURNING WORK』であるならば、それを通して風景や記憶を再構築したいと考えています」(古里裕美)
展示場所 :
石巻のキワマリ荘 石巻市中央2-4-3
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参考画像

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