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今村源

Hajime Imamura

荻浜エリア

1957年、大阪に生まれる。1983年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1980年代半ばより、ボール紙、発砲スチロール、石膏、針金など軽い素材を用いて制作を開始。それらを含む場の空気にも関心を寄せる。近年キノコへの興味や“私”について考える制作を継続中。主な展覧会に、「今村源展-連菌術 Over the Ground, Under the Ground-」(伊丹市立美術館・兵庫・2006年)、「 Shizubi Project 3 わた死としてのキノコ 今村源」(静岡市美術館・静岡・2013年)、「起点としての80年代」(金沢21世紀美術館・石川・2018年、高松市立美術館・香川・2018年、静岡市立美術館・静岡・2019年)がある。

作品番号 :
D3
タイトル :

きせい・キノコ‐2019

制作年 :
2019年
「寄生、共生と言葉では随分イメージが違いますが、厳密にはその境目は曖昧で同じような生物間現象の右左として大きな広がりを持った関係と捉える方がいいようです。人知れず寄生、共生の関係を築きながら大きな循環の一翼を担っている菌類に惹かれています。完全変態といわれる幼虫から蛹、蝶などの変化も寄生から進化したという説もあるそうです。寄生されるといった負のイメージが、いつか大きな変化や進化の発端になる力を含んでいるのかと見ていくと何か開けていく思いになります」(今村源)
展示場所 :
ホワイトシェルビーチ沿いの浜
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